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甘いキスを永遠に

第85章 子離れ

「麻実、海は俺達の子だ。ちゃんと愛がある子だよ。信用しな」


抱いていた肩を引き寄せてくれたから、私は元哉の胸に身体を預けた。


少し…少しだけ泣きそうになった。


だけど元哉がイタズラな顔で私を見た。


「ところで麻実ちゃん初体験いつ?
せっかくだからゆっくり聞かせてもらおうか…」


と言ったから私は泣かずに済んだ。


泣くどころかへんな冷や汗が出た。

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