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甘いキスを永遠に

第89章 出発

元哉は私の肩を抱き、甲板で海を眺めている。


「麻実ちゃん、生きてるって感じ」


「だから、それは幸せだってば」


「そうだった」


元哉、笑ってる。


分かっててそう言ってるんだ。

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