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甘いキスを永遠に

第12章 目を覚ませ

「待ってよ」


それでも元哉は後から付いて来て、とうとうアパートの前まで辿り着いてしまった。


「麻実、ちゃんと話そう」


元哉が私の腕を掴んだ。


「俺の何が気に入らないの?」


「何処も…ただ、元カレの所に戻りたい。戻って普通に結婚して、普通に子供作って、普通に…」


「俺だって出来るよ」


元哉の目が真剣だ。


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