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甘いキスを永遠に

第15章 第一歩

元哉の様子を診たら、凄い汗だった。


私は元哉の服を脱がせた。


首に、肩に、胸に丁寧にタオルで拭く。


元哉のこの体でこの三ヶ月、私を抱いてくれたんだと思うと全てが愛おしく思えた。


あの辛い失恋という悲しみを、元哉は一度だって私に与えない程私を笑わせ、ときめかせ、喜ばせてくれた。


私を救ってくれたのは元哉だ。


正しい選択とはこれだ。


そう思いながら元哉を着替えさせた。



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