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甘いキスを永遠に

第15章 第一歩

元哉の寝顔を見ると改めて端正な顔だと気づく。


キレイだな。


「麻実…麻実…」


譫言で私を呼んだ。


私は元哉の手を握る。


すると元哉が心なしか握り返してきた。


いや、違う。


元哉がキレイなのは、心がピュアだからだ。


ごめんね。


こんなに、真剣に想ってくれていたのに私はなんて酷い事をしたんだろう。


今度は私素直になるから。


元哉を見つめながら、私も傍らで眠りに落ちた。


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