テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第26章 寒いから

元哉のグラスが空だったから注いであげようと瓶を取った。


元哉がグラスを傾けた。


注がれるワインの音だけが聞こえた。


元哉の口元にグラスが行き、ワインが喉を通り動いた。


何故か私までゴクリと唾を飲み込んだ。


チラリと元哉と目が合った。


私は慌てて自分のワインを飲み干した。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ