テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第5章 ウキウキとブレーキ

元哉の愛車は未だ自転車だ。


免許はあるが、未だ車一台も持っていない。


私を後ろに乗せて、歌を唄う。


それも即興で作った歌。


「麻実♪麻実♪可愛い麻実は俺の麻実♪…」


やめて…


こんなこっぱずかしい事はない。


「元哉…やめてよ…」


元哉はキュッとブレーキをかけ振り返った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ