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甘いキスを永遠に

第36章 誕生日・2

元哉はまだ話を続けた。


「俺が家を出てしばらくしてからだ。

両親が車で事故って亡くなったて連絡きてさ。

葬式とかあって一度戻ったよ。

仁美は身重で一生懸命長男の嫁やってたよ。

当たり前だよな。

女将になるんだから。

それで遺言書に相続の事があって俺は一気に金持ちよ。

俺が家を出た後、書き直したみたいで…

同情されたんじゃねえ、親に…」


また元哉笑ってる。


笑うとこじゃないよ。


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