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甘いキスを永遠に

第36章 誕生日・2

「俺は決めたんだ。

麻実が一番大切だから麻実を幸せにする為なら、この金、全部使ってやる」


私は元哉の胸に飛び込んだ。


「元哉…私お金が無くてもいいんだよ。

王子様じゃなくたって私は充分幸せだよ。

元哉と毎日一緒に居られればそれだけで幸せなんだよ」


私は胸が熱くなって勝手に涙が出た。


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