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甘いキスを永遠に

第37章 シンプル

「まだ引きずってる?」


「それはない。ないから麻実を連れてきたんだし」


「そう?」


私は元哉の顔を覗き込んだ。


「ない。俺が好きなのは麻実だよ」


肩に置かれた手が強くなりぎゅっとされた。


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