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元哉の事だからきっと全力で彼女を愛したのだろう。


信頼してたのだろう。


裏切りは彼女だけじゃなく家族もだから余計なんだ。


彼女を引きずっているのではなく、信頼を裏切られた事にまだ心がどこかで恐怖となって残っているのだ。


だけど勇気を出して元哉は一歩進んだ。


人を愛する一歩を…


そしてその相手は紛れもなく私だ。


私だけだ。


元哉の心を救えるのは私だけ…