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甘いキスを永遠に

第40章 静香の結婚

私は時期がくれば自然にそうなるだろうし、なんて意外にも呑気な気分だった。


でも元哉は違う捉え方をしていたようだ。


ブーケトスの時だ。


静香が後ろ向きでブーケを放り投げた。


女の子達が群がり我先にと前に出る。


私は一歩後ろで元哉と並んで見ていた。


しかしブーケはかなり飛んだ。


そして元哉は反射的かバシッとそれを掴んだ。


え!?


元哉取っちゃった。


元哉はにっと笑って私にすぐ持たせた。


「次は麻実ちゃん」


そう言った。


確かにそう言った。


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