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甘いキスを永遠に

第42章 実家

帰宅してアパートで二人で布団に入ってた時、年老いた母の事を口にしてしまった。


「お母さんちょっと年取ってて心配」


「そうだな…」


「離れてるとどうしても疎遠になっちゃう」


「メールや電話じゃ顔が見えないかなら」


「うん…」


不安な私を元哉は優しく抱き締めてくれた。


私は涙が出た。


元哉のTシャツを濡らしてしまった。


だけど元哉は何も言わずただ抱き締めてくれた。

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