テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第43章 お兄さんの怪我

「まだ許せない?」


「・・・・・・」


私が聞いても黙りだ。


「元哉には悪いけど、仁美さんお兄さんを選んでくれて良かったと思う」


「何でだよ…」


元哉はちょっと私を睨んだ。


「だってそうじゃなかったら私とこうならなかったでしょ?

元哉は私と会わないで仁美さんと結婚したかった?」


「いや、麻実がいい」


「じゃあ、もういいじゃん」


私は元哉の膝に跨って元哉の頬を両手で掴み私の方を向かせた。


私がニコッと笑いかけたら元哉も照れくさそうに笑った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ