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甘いキスを永遠に

第47章 生涯を君に

「俺、無職じゃないよ。もう仕事決めてきた。
麻実んちから一番近いデカいホテルの厨房」


「えっ!?」


「この俺を誰だと思ってんの?

これでも俺、その口じゃ結構有名だよ。
俺がその気になれば何処だって俺を欲しがる腕なんだよ」


「・・・・・・」


驚きで言葉が出なかった。


「だから、王子って言ったじゃん」


ニヤリと笑う元哉は最高の王子様に見えた。


「俺の可愛いお姫様、お嫁さんになってくれる?」


「なる…元哉のお嫁さんになる。
今すぐお嫁さんにして…」


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