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甘いキスを永遠に

第50章 母の言葉

「麻実さんを僕に下さい。必ず幸せにします」


元哉は見た事がない程真剣に、そしてハッキリと母に言った。


「一刻も早く貰ってやって頂戴。もうこんな年だから心配してたのよ」


母は分かっていたように笑みを見せた。


「こんな年?お母さん酷い!」


私の言葉で緊張の糸は一瞬でほぐれ三人でケタケタ笑った。

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