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甘いキスを永遠に

第51章 愛を放つ

「ふふふ…良かったね!これから毎日温泉に入れるよ」


可笑しくて笑った。

「麻実のお父さん、ありがとうございます」


手を合わせて言ったから余計可笑しかった。


ふと父を思い出した。


早くに亡くなってしまったけど、この風呂が出来た頃はまだ私も小さくて家族で入った。


私も父や母のように家族を築いていくんだ。


温泉に浸かって気持ち良さそうに寛いでいる目の前の元哉と…

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