テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第56章 出産

元哉はぎこちなく小さな赤ちゃんを抱きかかえ、
微笑みながらちょっと泣いていた。


あんなにチャラ男なお兄さんだった元哉がちゃんと父親に見えた。


「麻実、ありがとう」


元哉は潤んだ瞳で幸せいっぱいの顔してた。


その姿は私の胸を熱くした。


私の家族だ。


元哉と赤ちゃん…私の大切な大切なかけがえのない宝だ。


大事にしよう。


そう心に誓った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ