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甘いキスを永遠に

第58章 幸せいっぱい

「さて、そろそろ店開けようか」


「うん」


元哉は私の膝にいた海を、ヒョイと軽々と片手で抱いた。


夕焼けになりかかった海を背後に海を抱いた元哉は、誰よりも大きく輝いていた。


私の輝く王子様だ。


私は砂場道具を片付け元哉の後を追う。


元哉は空いてる手で私の手を握った。

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