テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第72章 反抗期

海が中学二年の時だ。


声変わりもし、背は私を越えた。


世間一般では一番難しい年頃だ。


海は口数が減り覇気が無くなり、いつも苛立ち、私に冷たく当たる。


「海、部屋たまには片付けて」


するとフンと鼻息を荒げ、黙って部屋に引きこもる。


学校では楽しくやってるようだし、サッカー部に所属して活躍もしている。


成績は…正直イマイチだ。


しかしそれを言うと「っるせえな~」と言われる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ