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甘いキスを永遠に

第72章 反抗期

中学三年にあがると、海は何だか急に吹っ切れたような明るい表情になった。


食卓でも喋るし、テレビも見ながら大声で笑った。


自分から行きたい高校だの勉強の話しまでしてきた。


まるで長いトンネルから抜け出したようだった。


ふと、海をよく見ると元哉の背に近くなり、コピーみたいに成長していた。


私は心の中でクスクス笑った。

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