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甘いキスを永遠に

第78章 危うい二人

私は立ち上がり、元哉の隣に座った。


「なんかさ、生活に追われちゃうと大事な事って忘れちゃうんだよね」


「そうだな」


元哉は缶ビールをグッと飲み干した。


そして立ち上がり、冷蔵庫に向かった。


冷蔵庫から缶ビールを二本出して私に見せた。


「麻実ちゃんも飲もうよ」


「うん」


元哉が缶ビールを開けて私にくれた。


私達はソファーで並んで缶ビールを飲んだ。


テレビのニュースが勝手に喋っていた。

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