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甘いキスを永遠に

第78章 危うい二人

「あっ、明日ランチ休めるかな?スミレちゃん来るよね?」


「来ないよ。彼女辞めたから」


「え~!?何で?急じゃない!」


「知らねえよ。辞めたいって言うから…」


俺は嘘をついた。


「もうっ!明日海の塾の先生と面談だったのに」


「時間変えてもらえないのか?」


「出来るよ。電話すればね…
はあ、もう若い子は雇うの辞めようよ」


「ああ、そうだな。鈴木さんに誰か手伝えそうな知り合い、いないか聞いてみるよ」


「よろしく…」


麻実はゴクゴクとビールを飲んだ。

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