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愛して、愛されて。

第3章 日常と、




目が覚めたら、

兄さんが隣にいた。


俺の手を握り、静かに目を閉じていた。



兄さん、兄さん、兄さん。

俺の、兄弟。

初めてできた、兄弟。




なんでかな。

あんなに酷いこと、されてんのに、

こんなに、怖いのに、



兄さんを責める気にはなれないんだ。


最低だと、罵ることができない。


兄さん。

俺は兄さんが分からないよ。


俺が嫌いだから、あんなことすんだろ?

だったらどうして、


「奏太…―。」


そんなに切なく、俺を呼ぶ?


どうして涙なんか、流すんだよ。

兄さん…―




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