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「タカラモノ」

第2章 2.年末


あたしにとっては
最高でもあるが最低な
年越しなのだ。
だって31日に生理とか
ホントにありえない。
腹は痛いし、身体は怠いし
めんどくさいし
いいことなんて1つもない

それでも拓也と居るときは
そんな嫌なことも忘れられる
いつしかあたしの中で
連れから気になる人から
好きに変わっていた。

チャラいなんて知ってるし
でも好きなんだもん。

しょうがないじゃん

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