
兄と首輪
第2章 兄と素足
ニコッ…
兄に微笑み…私は…
バッ!!
足を兄の手と頬を退けた
兄は脚の支えがなくなり…後ろに尻餅をつく形になり…ポカンとしている…
『母さん…帰ってくるよ…変態兄さん』
外は…大分…暗くなっていた…
ガチャ
「ただいま〜。あっ勝、帰ってたの?クリーニングありがとう、なに?アヤも帰ってたの?」
『お帰り、今 帰ってきたとこ…』
「勝…何してるの?水?こぼしたの?」
『あっ私が、暗くて手元狂ってこぼしたの、兄さんが今、雑巾で…』
「相変わらずドジね…ご飯の支度するから、二人とも着替えてらっしゃい」
母と私のテンポのよい会話に兄は…ため息をつき…リビングを出た…
私は兄の後にリビングを出た…手にはミネラルウォーターのペットボトルを持って…
私は着替えたが…ソックスはそのまま…履いていようと思った…
これは…兄が脱がさなくてはいけないから……
いや…私が脱がせて…ほしいのだ…
