
今日も一緒
第5章 快感*A
『あー!コップ割れちゃった~…』
リビングからお母さんの声。
そうだ、一階にはお母さんがいる…
私は我に帰った。
「しゅ、俊太!
下にお母さん、お母さんいるから!」
「大丈夫。声出さなきゃバレないよ…」
「だ、だめ!ほんとに、だめ!」
私が必死で拒むと俊太も
渋々分かってくれたらしく
「あーあ、いいとこだったのに…」
そりゃそうだけど、
声出さないなんて、絶対、無理だし……
お母さんにバレたらなんて言えばいいの?
「き、今日は……だめ。」
思わず口に出た
「今日はってことは……他の日はいいの?」
自分の言ったことを理解して
急に恥ずかしくなる。顔が超あつい。
「ふーん、あっそ。
じゃあまた今度(ニヤッ) 」
俊太はそう言い残して部屋を出てった。
私、とんでもないこと言っちゃった……?
