テキストサイズ

君の笑顔

第12章 知らない時間 ~陽介~


「じゃあ、和樹くん、陽介くん、あさみちゃんをよろしくね!じゃあ早速コース決めをしてね。」


そう言って久保先生は去っていった。


「よし、決めよう!どする?あさみちゃん何がい?」和樹がノリノリでガイドブックを開く。


おい、

「俺にも聞けよ。」


「レディーファーストだよ、レディーファースト。」


「ふふふ。ありがとう、和樹くん。」

ニコッと笑顔に溝口さんが笑顔になると、和樹も顔をふにゃっとさせる。


……何がレディーファーストだよ……


盛り上がっている二人の話を聞きながら、何の気なしにウラの班を見る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ