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君の笑顔

第17章 登山 ~陽介~



そして数時間後、溝口さんの様子を見ながら、何回か休憩を挟んだが、
何事もなく俺たちは順調に頂上に着いた。




「やっと着いたぜ~」

「ふわぁあ疲れたぁ」


和樹と溝口さんはそう言って草むらに座り込んだ。


「和泉まだかなぁ~」

溝口さんが呟く。



「確か5分おきに一班ずつスタートしてて、2・3個前だったから、15分後くらいはかかるんじゃないかなぁ。」


和樹が言う。



15分か、

ウラも片野もバスで酔ってたし大丈夫だろうか……




なにか、




嫌な予感がする。

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