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君の笑顔

第18章 登山 ~片野 和泉~

溜め息をつくウラ。


「お前なぁ……」



だって、ウラは昔から、背は高いけどガリガリで……


「いいから黙ってのれ!!!!!!!!!」


あまりにも強く言われ、仕方なく私はウラの背中にのる。

「ほ、本当に重いからねっ!」


ウラの首に手を回す。


「うっせぇ」


ウラはそのいうと、ひょいっと私を持ち上げた。


「ひゃあっ!」

突然のことにびっくるする。
すごい……

ウラって意外に力あるんだな…


「大丈夫?」



「なめんな。」


ウラはそう言うと、山を登り始めた。

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