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君の笑顔

第41章 本当の理由 ~ウラ~

「おい、なにしてんだよー」


そう言って俺は身を屈め、紙を拾おうとすると


「いいよ!拾わなくて!」

と優が叫んだのと同時に

すごい勢いで紙を拾った。


「なんだよ……そんな見られたくないのかよ…」



こんなに
優が焦っているのを見るのははじめてだった。


「別に。」


優はそう言って急いで紙をカバンに仕舞うと、
俺をじっとみて


帰ろっか


と言った。

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