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君の笑顔

第43章 追い討ち ~陽介~

―――――――…

「お前さぁ、ウラのプレゼント買うんだろ?さっきからお前の好きなものしかみてねぇじゃん!」

そんな訳で俺は土曜日、新宿で鈴木の買い物に付き合っていた。

ケータイを開くと、もう17時だった。

「いいじゃあん!」

鈴木はいつもの調子でそういうと、またすぐ騒いでどっかいってしまう。


やばいなぁ・・・
これ今日で終わるのか?

フッと外を見る。


「うわぁ、すげぇ。」


辺りはすっかり暗くなっているが、そこには目を奪われるほどのイルミネーションが施されていた。


「ほんとだぁ!すごい!陽介!外行こう~!」

気付いたら近くにいた鈴木はそういうと、勢いよく外に飛び出した。

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