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君の笑顔

第45章 真実 ~片野和泉~

「沢村……」



そう言って私が話しかけると、沢村は嬉しそう目で私を見た。


周りの人は顔を見合わせて、だんだんと帰っていき、しばらくすると、教室に二人になっていた。




「やっと、話してくれんだな」

にこっと微笑む沢村に胸がいたくなった。



「ごめん…」



それしか言えない。
顔すらも見れなかった。




「強引にして悪かったな…」


沢村の言葉一々が胸に刺さる。




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