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君の笑顔

第10章 素直 ~片野 和泉~

ハッと我に返った。


私はスケの頬から手を離し、アイスノンのを充てる。


「つめたっっ」
突然のことで身体をビクつかせるスケ。



そんなスケを見るのが堪らなく面白くて、私は思わず吹き出した。



「じゃあ、私、先いくから。先生きたら、一回見せなね。教室の先生には、スケのこと言っとくから。」



とりあえず、冷やしておけば、大丈夫かな…



「じゃあ。」


そういって私は教室に戻ろうとした。


まずは体育着着替えなきゃな…



そんなことを考えてた時だった、



また手首を掴まれた。

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