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君の笑顔

第11章 班決め ~ウラ~

「片野かぁって何よ」



後ろを振り返ると片野と溝口がいた。



「いや、はずれ引いたなって…」


俺がそういうと溝口はケラケラと笑い出した。


「ちょっ…あさみ何笑ってんの!」

溝口を見て怒る片野

「だって、はずれっていうから。」
またケラケラと笑う。
肩にかかるか、かからないかくらいの髪がサラサラと揺れる。


「もぉ…」



「にしても…、ウラとは本当腐れ縁だわぁ……、なんかいつも一緒でつまんないわ」


確かに、俺と片野は毎年クラス替えがあったにも関わらず、小学校から今までずっと一緒だった。

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