うた☆ぷり♪ トキヤ総受け
第2章 那月×トキヤ
「音也とは友達です。」
「でもこの前教室で一ノ瀬君が音也さんに好きと言っていましたよね。」
そうなんです。
僕だって確証無しに付き合っているなんて…
……………思いませんよ。
「ですからそれは…
はぁー」
……『はぁー』
ため息…?
僕はその場で頬を濡らした。
「ちょ!
何、泣いて…」
その時、一ノ瀬君の声を遮って音也さんが来たんです。
「ぁあー!!!
トキヤと那月じゃん。
何々?2人で何話して…」
話している途中で僕が泣いているのに気付いたのか
目を見開いて
「大丈夫?」
と聞いてきたんです
そう…
皆さんも優しいと思うでしょう?
音也さんは人が泣いているとほっておけないんです。
「…気にしなくて大丈夫です。
目に…ゴミが入っただけです。
でも………少し痛いのでちょっと洗ってきます。」
痛いのは目ではなく胸なんですが、、、
僕はそう言うと、
その場を去りました。