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WONDERな世界

第4章 WONDER LAND -EPISODE #3-


  SIDE#狼執事


毎度の如く。お嬢様は屋敷を抜け出し
何処かへ走って行く。

心配してる身にもなってほしいものだ。


 「はぁ…」

両手に袋を抱えてため息をつき
屋敷へと帰る。
こんな風に俺が居ない間に抜け出す
だろうと考えながら足取りを早める。










ふと、目の前から歩いてくる少女が
視界に入る。

少女はふらふらしながら歩いている。


      ―危ないな




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