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ポーカーフェイス

第6章 宣戦布告

私の言葉に驚きの表情を見せた千里だったが、また楽しそうに笑った。


私はまたくるっと振り返り、入り口に向かう。


上履きを履き、内側からの鍵を開ける。


そして出ようとしたとき、


「リタイアはなしだかんな!」


と聞こえ、振り返らずに、


「当たり前!」


と叫んで視聴覚室から出た。

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