彼・彼女の言い分
第8章 理想の理由
===放課後===
「高木は今日…塾か…
頑張るな〜たまには、脳みそ休ませろよ」
正樹、
お前は休ませすぎだ!
しかし…
こいつは成績が悪くない。
お前の立ち位置だと
おバカキャラではいけないのだが…
この高校入れる時点で、偏差値は上だからな…
逆に俺よりしっかり未来を考えているタイプだ…
ギャップ萌え…だな…
「ああ、塾。正樹も部活頑張れよ」
手を振ると正樹は跳ねるように教室をでていった
『春、私は華道部に花を届けるので。ここで』
水上も教室をでていった…
相変わらずだな…
水上…
今日もカッコイイ!
華道部で坂口がキャッキャッ言っているのが目に浮かぶ…
「さて、俺も行くか」
俺も鞄を掴み
教室を出た…
あれから…
水上と
キスは…
何回かした…
図書室だったり…
教室だったり…
帰り道だったり…
どれも…
水上から…優しく…
唇を
奪われる………
とろけるような…
キス・・・・・・・・