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彼・彼女の言い分

第9章 体の理由



===放課後===



今日の放課後は…

水上と図書室で
授業のまとめをする事にしていた…



先に図書室でノートを開き水上を待っていると…




ガラガラ


来たか!おせーよ。


「水上さんは、今日図書室でなにを?」
「水上さん…一緒にいいですか?」


オイオイ!男子を引き連れてきたよ…


男子も…鼻の下が…

下心…見え見え



水上も満更じゃない
顔しやがって…

ほ〜?楽しそうですね〜





『ごめんね?一緒にお勉強したいんだけど…
私たちの邪魔しないなら…』


チラッと
みんなの目線が俺を捕らえる…


「私たちって…」


『そ…デートの』


ニコッっしながら
俺を指す…



笑顔と発言に
ドキっとした男子…


「あ…彼氏…いたんだ…」
肩を落とす…



あ〜…


「じゃあ…」

ガラガラ…

あー…出て行ったよ…



「なんで、デートとか言うんだよ!」


出ていった男子を見送り…
振り向き笑う…水上…



『いやでしたか?』


ゆっくり席に来ると…

俺には詰め寄ってきた…


「俺は…まだ…...ウワッ」


椅子からずり落ちる!!!


『春!!!』


ガシ!!!っと腕を捕まれ
水上が
落ちるのを防いでくれた!


その勢いで…


水上の制服の衿を掴んでしまった…




『「わぁ!!!」』

バタン!!!


結局…

水上を道連れに…


机と机の間に…


落ちてしまった…








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