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彼・彼女の言い分

第10章 先生の理由③



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今日は…

水上 千花
の家庭教師の日…




夏休みを目の前にして…

浮かれてる……


いや…これは…



ど〜見ても…




落ち込んでる?


クールで…
カッコイイ…けどさ…



いつもとオーラが違う…




「おーい…千花さん…?
休憩入れますか!」


『はい…』



ほ〜ら…暗い…!!!


何かあったな…




あの、
イケメン生徒高木と!!!





彼女は内線でコーヒーを頼み
椅子に深く座り…

頬に手を起き
ため息をついた…



『…女の体を…怖がらず
意識させるには…』



はい?
オイオイ!!!


「千花さん…さらっと…
すごい事つぶやいたよ?
ご両親の前では止めようね…」



彼女はコーヒーを受け取ると

俺の前に置いた…


コーヒーの香りに包まれ
リラックスしたのか

彼女は…ぽつりぽつりと
話し出した…



『彼に…女性の一部を触らせてみたのですが…
怖がった…と言うか…
不安そうな顔になったので…』



このお嬢さんは!!!
展開が速いな!


「えっと…一部とは…
上?下?
どちら…でしょう…」


『どちらも…?
上は…制服の上からですが…下は、ほぼ直接?』



オイオイ!!!
君は!!!ホントにチャレンジャーだよ!!!



「はぁ…」

あ〜何も言えね〜な!!!


『安藤先生は…ゲイ?バイ?
どちらですか?』


「凄いこと…聞いてくるね」

なんだか…
思春期の少年と話してるみたいだな…



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