彼・彼女の言い分
第2章 断る理由
『なんですか?その…薄い表情は…男だったら…嬉しいのに…と思ってたりして…』
怖いって!!!
「水上って俺の考えてる事解るの!」
『どうでしょう…ね…』
ミステリアス!!!
まっこんなツッコミ入れてるとは思ってないでしょう…
しかし、女の子…
なんだけど…
「水上…まだ…男に…なりたいか?」
先を歩く水上が振り向く…
『もちろん、春に好きになって…もらいたい…からな…』
無理だろ…
見た目…ショートカットの
美形な少女だし…
最近は…
不思議と…見えなくも…ないが…
本質が…違う…
「…もし、仮に、運よく、
水上に惚れた…と…して…
その先は…無理だろ…」