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彼・彼女の言い分

第19章 正樹と坂口の理由②


美味かった(^〜^)

やっぱり、ここの定食屋はハズレがない!


量が多かったのか…
ここちゃんは
ご飯や小鉢みそ汁は残したが

満足そうな顔をしている!


『正樹先輩、凄く美味しかった!
多くて残しちゃったけど…いいですかね?』



「ここちゃんには多かったね…
でも、ハンバーグは全部食べたね」



『美味しかったから!』


ここちゃんの
笑顔は可愛くて…




気になってたことは…



聞かなくてもいいかな?
なんて、思った。




気がつくと、
定食屋はお昼時だけあって
サラリーマンや学生が
どんどん入ってきた…





すると、ここちゃん
の顔色が青くなって行った…


あ…男性客ばっかりだ…



「おばあちゃん!!!
ご馳走様〜、金ここ置いとくね!!!」



俺は、
ここちゃんを連れ
店を急いで出た…………



店をでて、
駅前の広場のベンチに
ここちゃんを座らせ

自販機で買ったお茶を渡した…




「悪るかったな…
あそこは美味いけど、男性客が多かったな…
大丈夫?ここちゃん…」



受けとったお茶を見つめ…

『大丈夫です…』


と、力無く答えたが…

まだ…顔は…


青白かった……



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