彼・彼女の言い分
第22章 冬の理由
文化祭が終わり…
普通の学園生活に戻り
日々を過ごすと…
季節は冬になり…街のあちこちでは
クリスマスの文字が目立ってきた…
クリスマスセール、
クリスマスプラン、
クリスマス限定…
クリスマスの本来の意味から大きく外れているとは思うが…
恋人達の大きな…イベントであるのは確かだ
今年は、優香さんのカフェを貸し切りにして
パーティーをするそうだ…
家族以外とクリスマスを祝うなんて…
はじめてで…
内心、うれしくて…
今からワクワクしている
『春…クリスマス…まだ先ですよ』
「あ…顔に出てた?」
微笑む水上…
最近、無表情とは言わなくなった…
まだ、表情は硬いかもしれないが…表に出てきているのかも…
『ハニカム春も…カッコイイですよ』
「///」
恥ずかしい…
水上は…カッコイイ
俺も…水上に、そんな風に言えばいいのか…悩む
文化祭の時に…
水上に後ろの穴を攻められ…
もっと、欲しいと思ってしまった…
いかん!いかん!
まだ受け気質が抜けないんだな…
水上を満足させたいのに…