彼・彼女の言い分
第23章 田口クンの理由
奴隷スイッチが入ってしまった…
西川のあの鋭い見下した瞳が…
俺を変態にする…
膝をつき…足に触ろうとした…
『…脱いで!全裸でマッサージして?二人とも』
ニヤニヤしながら足をヒラヒラ動かす…
戸惑っていると…
勝先輩が…俺の服を…
脱がしていく…
あ…先輩の息が…近い…
つい、いつもの癖で…
先輩とキスをしたくなる…
脱がされながら…先輩の唇を見つめる…
「だめだよ…アヤが先…」
ハッと西川を見ると、
睨みをきかせていた…
脱がされ、脱がし…
俺達は西川の足元に屈む
『いつまで、待たせんのよ!早く…舐めてマッサージしてよ!!!』
ひどいことを言われれば言われるほど…
俺は西川に溺れていく気がした…
もう、戻れない所まで来てしまった…