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彼・彼女の言い分

第1章 告白の理由



すっごい頭の中いろんな事を思ってますが…


俺は…顔に出ません…


自分がゲイと気づいてから…表情を消す訓練をし…

今では完璧だからだ…




だって…一々…顔に出てたら…
男子の着替えやら…プールやら…温泉やら…

俺には刺激が強すぎる…


能面になる…訓練をした…



今も随分助かってる…




で…水上の…破壊力ある告白だが…


どう…切り返せば…



正解なのだ?


まずは断りだな…

「…ごめん…」


『やっぱり…私が…男性でないからか…』


「いや…なんで?なんで…そうなるかな?俺が男性趣味…の路線で話…進んでるが…根拠はなんだ?
…失礼だぞ…」



ヤバい…平常心…平常心…


『根拠ですか…
気になり見てたら…高木君は…正樹君ばかりを見ているなぁ…と…思いまして…
あ〜正樹君が好きなのかな…っと
で…さらに観察を続けて…やっぱり気になって…好き?みたいな』



観察眼ハンパないな!オィ!

結構見られてたー!!!

キャー恥ずかしい!!!



「なるほど…水上さんに見られてた…と…」


平常心…平常心…


「でも…証拠…ないですしね…」





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