彼・彼女の言い分
第6章 キスの理由
優しい…軽い…
キス…
踏み台をつかって
俺より背を高くして…
まるで…男に…されてるみたいだ…
チュッ…クチュ…
あ…キス…されてる…
水上の唇…柔らかい…
気持ちいい…
クチュ…ペロ…チュッ…
軽く触れる
軽く唇を舐められる…
軽く…唇を唇で覆われる…
キスって…こんなに…
気持ちいい…もの?
「クチュ…あ…ハァ…」
やべ!!!声出ちゃった!!!
『…もっと、やりたいんだけど…ここじゃ…ね…』
唇が離れ…
「ぁ……」
と、心残りな声がでた
気持ちよかった…目がトロンとして…
余韻が…残る…
『で…春は私の事…好きって事でいいんですよね?』
「。。。。。え!!!」
えーーーーーーー?!?!
「まて、まて!!!
そこは…
男っぽい水上はOKで…
女っぽい水上は…NGなんだよ!!!」
変な理屈!でも…今は…たしかにそうなのだ…
胸とか…やっぱり…
まだ無理っつーか…
『半分…好き…って事?』
「多分…」
『まっ進歩しました…これから慣らして行きます。』
「は?」
慣らし…慣れるものか?
しかし…あのキス…
癖になりそうで…怖いな…
気持ち…よかった…なぁ…