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赤い印

第1章 桜ひらひら。

「佐倉」
先生の大きな手が私の肩に触れ、
そこから上に移動してきた。

頬に、手が触れてる。

「花びら、ついてるぞ」
そこからさらに手が移動して、
髪に付いてた桜を取ってくれる。

「あ、ありがとうございます」
先生があんまりとろけそうな顔で言うから
優しく、私に触れるから

顔が赤く染まるのが、
自分でも分かった。

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