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僕の初恋

第8章 2013年 止まらない時間



「ここ、座って」

「あ、はい。」

そう言うと、先生は冷蔵庫からお茶を取り出した。

「はい、どうぞ」

「ありがとうございます…」


「…昔はこんなんじゃなかったのにな。…」

「え…?」

「優愛のお母さんやお父さんと、よく遊んでたんだ。」

「私の…お母さんやお父さんと?」

「ああ。っていうか、好きだったんだ。」

「え?…誰がですか?」

「君達の母親、有理香の事」

「お、お母さんを…?」



初耳だった。

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