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星の形

第3章 ちがう朝

一人でとぼとぼ・・・私の嫌いな通学路
緑公園沿いの坂

私は心臓破りの坂ってよんでる

そこの緑公園の向かいに裕樹の家がある


ガチャ・・

行ってきます
聞いたことのある声
そうあのなまりがない 低い声



・・・・裕樹だ。





どうしよ どうしよ!


あたふたしている私にどうやら気が付いたようだ

ばかだ・・・。

「・・・おはよ」

「あぁぁ! おはよ!」

「今日待ってるから」

見破られている
ほんとにばかだ

われに返るともう裕樹はいなかった


もうっなんなの!

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